一時期、ラテンの国にはまっていた時、いろいろ見て漁った中で、印象的だったドキュメンタリー映画があった。
「ラスト・タンゴ」(監督:ヘルマン・クラル)
アルゼンチン・タンゴの伝説的ペアのドキュメンタリー映画。
50年近くタンゴを踊り続けた男女ペアで、男の名は、ファン・カルロス・コぺス。女の名は、マリア・ニエベス。
ブエノスアイレスでお互い10代のころ運命的な出会いをし、恋に落ちる。やがて二人は結婚する。
実際のインタビューの合間に、若手ダンサーのダンスシーンが再現で流れるが、どれも情熱的で美しい。
半世紀以上同じ人とペアを組み続けるなんて、なかなかできないことだが、長年過ごすうちに愛憎劇もあり、結局二人は離婚してしまう。
タンゴの切くも情熱的な音楽を聴いていると、愛憎劇も含めてタンゴを踊るために生まれてきたかのような二人だと思った。
1997年の東京公演をもって二人はペアを解消してしまう。
東京といえば、マリアが関わったダンス教室が新宿にあるとか。
アマゾンプライムなどでの配信はしていない可能性があるが、一度ご覧になってほしい映画です。